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インターナショナルスクールに通うことの利点と欠点

はじめまして!水上さやかです。今回は自己紹介も兼ねて、インターナショナルスクールに通うメリットとデメリットを挙げていきたいと思います。

といいますのも、私は中高とインターナショナルスクールに通っていたのですが、通っていてよかった!と思ったことと、通わなければよかった、と思ったことどちらもあります。今回は母国語が日本語の人で、インターナショナルスクールに通うことを考えている人、また子供をインターナショナルスクールに通わせることを考えている人に向けて、色々とぶっちゃけながら書いていきたいと思います。

 

そもそもインターナショナルスクールとは何か

利点と欠点を上げる前に、まず、インターナショナルスクールの定義を見ていきたいと思います。

 国際バカロレア資格を持つような国際的な教育を行っている学校や、所在する国や地域における外国人を対象にした教育を行っている学校である。(参照:wikipedia

wikipediaではこのように定義付けされていました。私が通っていた某インターナショナルスクールには、外国人以外も多くいたのですが、そのうちの殆どは帰国子女でした。そうでなければ、親が外国国籍をもつ日本人(所謂日系〇〇人)で、幼稚園の頃からインターナショナルスクールに通っている人が多かったです。どちらにせよ、国際的な教育を行なっている学校であることには変わりはありません。

他のキーワードといえば国際バカロレアですね。私の学校はまさに国際バカロレア導入校だったのですが、今思い返しても人生で一番辛い体験でした...。話が逸れてしまうため詳しくは今後違う記事に書いていこうと思っていますが、簡単にいうと大学入学資格のことです。他にも様々なプログラムが海外では入学試験として認められているのですが、国際バカロレアはその中でも一番難しいプログラムとして話題になっているそうです。

 

では、インターナショナルスクールが何かわかったところで、まず利点を見ていきたいと思います。

 

利点1. 英語が話せるようになる

そのまんまですね笑 おそらく、インターナショナルスクールに通うことを考えている人の多くが、これを望んでいるのではないでしょうか。中には、本当に英語を喋れるようになるのか疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと、英語は喋れるようになります。もちろんどのような背景で学校に入ったかにもよりますが、少なくとも幼稚園・小学校あたりで入った人は英語を話せるようになる確率が高いです。

もちろん、人によってどの程度英語を喋れるようになれば「話せる」と言えるのかは違うと思いますが、少なくとも英語でコミュニケーションを取り、レポートを書くなどの作業はできるようになります。

 

利点2. パソコン(Microsoft系)に強くなる

これもインターナショナルスクールならではかもしれませんね。学校内でパソコンを扱う授業が多々あります。私が通っていた学校の場合は、HTMLを中学生に教えていましたし、WordやPowerpointなども、中学生の時から身に付けることになります。

例外的なのはExcelで、中高通してあまり使うことはありません。もちろん選択する授業にもよりますが、ガチガチの理数系を取らない限りあまり使う機会はないです。ただし、卒業までには簡単な操作(グラフを作るなど)は確実に身につきます。逆に、使えないと卒業はできないです笑

 

利点3. 人見知りをしなくなる

様々な人が集まるインターナショナルスクールでは、人見知りをしていたら確実にハブられます。おそらく日本の学校よりも頻繁に議論や発表などを行いますし、中学生のときから20分のプレゼンテーションを用意することが要求されることもざらにあります。そのため、「人前に立つのが怖い」などの気持ちは数をこなすうちに慣れてきますし、自分にも自信がつきます

また、様々な人が集まると言うことは様々な価値観に触れることができるということでもありますので、柔軟な思考を持つようになります。事実、学校の中で取り上げられる問題も、性差別などの人が今まで見て見ぬ振りをしてきたものが多くなります。それだけではなく、普通の学校では受け入れられないようなアイディア、例えば、森鴎外作「高瀬舟」の弟の死は安楽死ではない、など、違う視点から物事を見るクリティカルシンキングスキルは確実に身につくと思います。

 

利点4. 大学進学が楽

これはだいぶぶっちゃけてますが、大学進学は楽です。なぜなら、日本の受験戦争を味合わないからです。

そもそも、インターナショナルスクールは6月卒業の学校が多いため、9月入学を推奨しています。日本国内で9月入学を導入しているのは、どこも有名な国公私立であり、例としてあげるのであれば、東京大学東北大学大阪大学慶應義塾大学早稲田大学上智大学国際基督教大学、などの有名どころばかりです。そして、多くの大学は面接を行わず、書類審査だけで合否を決めます。

本当にぶっちゃけると、AO入試より楽です。全然楽です。むしろ、受験戦争を味わっている受験生たちに土下座したくなるレベルで楽です。もちろん勉強は大変ですが、正直かなり悪い点数をとっても世間で考えるいい大学(例:GMARCH)以上はかなりの確率で入れます。ただし、学校側が必ずしも最後まで面倒を見てくれるというわけではないので、自分できちんとリサーチしなければなりませんが、それはどこの学校も同じですし、自分の受けたい大学をきちんと決める能力がある人には本当に楽だと思います。ちなみに私は、どこの大学が9月入学を実施しているのか高校2年生まで全く知らずにいきていたため、友達に聞くなどして情報を集めました笑

 

このように、様々な利点があるインターナショナルスクールですが、欠点も見ていきたいと思います。

 

欠点1. 英語も日本語も中途半端なる可能性がある

これは私がインターナショナルスクールに入って最も後悔したことです。残念ながら、人が一般的に想像しているバイリンガルになるには、並大抵の努力ではなれません。その難易度の高さゆえに、どちらの言語も中途半端になってしまう可能性があります。

バイリンガルにも様々な種類があり、大きく分けて均衡バイリンガル偏重バイリンガル、またダブルリミテッドという3つのカテゴリーがあります。

普通の人が考えるバイリンガルは均衡バイリンガル、その名の通りどちらの言語もネイティブレベルで均衡に扱える人のことです。

それとは逆に、偏重バイリンガルはどちらかの言語が優れており、もう一方の言語がネイティブと呼ぶには不十分な人のこと。ダブルリミテッドはどちらの言語も達者に喋れない人のことを言います。

私の場合、母国語は日本語なのですが、義務教育をきちんと日本の教育制度で受けたのは小学6年生の前期までになります。そのため、やはり日本語でレポートを書くのはきちんと習っていないため辛いですし、たまに言葉使いが微妙に間違っていることがあります。英語に至っては語彙量などが圧倒的にネイティブには劣っていますし、コミュニケーションはとれますが、文法をきちんと習っていないため、やはりおかしな英語を喋ることが多いです。また、英語の場合は慣用句の理解も追いつかないため、友達同士で面白いことを言う、などのおふざけは、やはり日本語でしか出来ません。

このように、一般的に考えられているバイリンガルになるには相当な努力が必要ですし、私の学年できちんとバイリンガルと言えるような人は3、4人くらいでした。その中には幼稚園からインターナショナルスクールに通っていた子は入っていません。インターナショナルスクールに通う=どちらの言語もネイティブレベルで喋れるようになる、と容易に考えることは避けるべきです。

 

欠点2. 学費が高い

これもそのまんまですね。インターナショナルスクールは普通の学校よりも学費が高いです

例えば、私が通っていた学校はまだ学費が安いほうだったのですが、それでも、日本でも学費が高いと有名な私立大学の学費よりは十分高いです。幼稚園から通うことになると、さらに高くなります。私の学年には幸いなことに学費が理由で退学する人はいなかったのですが、中にはいるとかいないとか...。よく学費を調べてから学校を決めることをお勧めします。

 

欠点3. パリピ化する可能性がある

インターナショナルスクールによっては、毎年数名の退学者が出ます。それは必ず毎年1人は学年にいる、パリピ、もしくは本当に頭がいっちゃっている人達です。例えば、そう言う人たちの特徴として、飲酒、煙草、売春、クラブ、などの問題を起こす人が多いですし、中にはドラッグにまで手を出す人もいます。これは、学校の規模が大きくなれば大きくなるほど問題を起こす人の人数が多くなると思います。

起こる理由としては、経済的に豊かな生徒が多いことと、アメリカなどの風潮に理解を示す生徒が多いことが理由だと思います。経済的に豊かな家庭は、片親が単身赴任で家にいない家庭や、両親ともに忙しいなどの理由で寂しさを抱えている子が多かったです。例えば、私と仲が良かった友人4人のうち2人は片親が単身赴任していましたし、1人は共働きでした。このような問題を抱えている生徒は、親が子供の行動に無関心なため、問題を起こすことが多かったように感じます。

また、アメリカなどの風潮をそのまま取り入れている子が多かったことも理由の一つとしてあげられます。日本では飲酒可能年齢は20歳ですが、海外諸国では16歳や18歳など、異なる年齢である場合が多いです。子供がそれらの国から来た場合、日本の法に従わず、それらの国の方に従う確率がとても高かったです。また、例として16歳で日本に帰国・移住した子はいきなりお酒を飲めなくなりますが、「そんなもの守ってられるか!」という精神の子が多かったです。このようなタイプの子が、飲酒などで問題を起こし退学になっていました。

もし自分を強く持ち、律する心があるのであれば安心ですが、そうでない場合は、問題を抱える人に引っ張られる可能性があります。

 

このように、インターナショナルスクールは様々な欠点も抱えています。

 

まとめ

私個人の意見としては、インターナショナルスクールに通って良かったと思っています。一番残念なことは、英語も日本語も中途半端になってしまったことと、所謂日本のJKのように可愛い制服を着て青春を謳歌できなかったことですが、それ以上に大学の進学が楽だったことなど様々な恩恵を受けることができました笑 また、インターナショナルスクール独自の情報網と言うものが存在し、〇〇の学校はやばい、と言う噂や、〇〇とは話さない方がいい、など聞いているだけで面白い噂がたくさんありました。さらに、経済的に裕福な家庭の子は心に余裕がある子が多く、人に優しくおおらかな子も多い印象でした。特に男性は、レディーファーストを徹底的に植えつけられているのか、女性に優しい人が多いです。しかし、高いお金を払ったのにも関わらず、均衡バイリンガルに必ずしもなるわけではないなどのデメリットは存在しますし、インターナショナルスクールに通うかどうかは賛否両論だと思います。是非、自分の中で納得できる答えを見つけてから、決断を下してください。

 

この記事が人の助けになりますように。